久々の更新です。
お蔭様で「車載PC」などという超ドマイナーな当ブログにも、一日に100回くらいのアクセスが来て、間もなく10000PV。
少しでも参考になっているのかなぁ?と嬉しく思っています。
で… アクセス解析をしますとですね、本来のテーマの車載PCからは少し外れた、
「andoridの車載PC」での訪問が多いみたいなので、ちょっとその辺を書いてみようかな…と。
2017年10月4日追記:この記事が一番読まれてます。わかりやすいように、少しだけ修正しました!
最近のandroid
androidも進化しましたよね。
筆者が最初に手を出したバージョン1.いくつとか、2.1とかの頃は固まるわ、カクカク動いてモッサリだわ、本当に「二度と使わねぇ。なんでこんなモンを商品化した?」ってくらいの代物でした。iPhoneにした時のエレガントなヌルヌル感、今も忘れません。
それが今はクアッドコアやらオクタコアで、OSも洗練されてヌルヌル動くようになりました。
ハードウェア的にはiPhone以上?に実用に耐えるものになったと思います。
基本的には車載用androidはバッテリー持ちなどは気にする事無いので、
最新のOS&ハードウェアを積んだ、ディスプレイが高解像度の物を選んでおけば間違いないと思います。
2017年1月現在のandroid最新OSは7みたいですが、日本だけでなく海外のamazonやらなんやらで探しても、メインはandroid 4.4 または 5.1を積んだ機種が多いようです。
このページの右上にも最新の車載用android端末を載せていますので見てみてください。
色んな方のレビューを見ると、取扱説明書もなく、本体に貼られた配線図が唯一の説明書って事もあるくらいなので、かなり使う人を選ぶキワモノである事は間違いありません。
しかし、それを超えるメリットとして
・安い!!とにかく安い。高くて5万円
・ネットにつながる! SIMスロットを搭載する機種もあるようです。テザリングも簡単に。
・ファイル形式によらず便利!アップデート&アプリ導入でで高機能化も出来る!
といった所があると思います。
■難易度高いのは取り付け!
これは2DIN埋め込みのカーナビなら何もandroidに限った事ではありませんが、取り付けが一番面倒です。
ましてや説明書がないとなると手を出しにくいですよね。
オートバックスやらに持ち込みで頼むと、モノ(施工内容)によっては工賃が数万円なんてこともあって、
「取り付けてみたいけど難しそう…」という理由で躊躇している人も多いのではないかと。
でも、やってみると意外にできるもんです。
カーナビの取り付けに関して、本当に何もわからない人向けに解説したいと思います。
最近は車メーカーが純正オーディオの画面に色々な情報を表示したりで、「交換不可」な物もありますが、基本的には以下の通りです。
■サイズ規格「DIN」
国際標準規格ISO 7736 と呼ばれるサイズ規格(wikiより)
元はドイツの工業規格だったようですね。
幅180 mm×高さ50 mm の「1DIN」
幅180 mm×高さ100 mm の「2DIN」
があります。
カーオーディオはこのサイズ規格に則っていると考えて間違いありません。
ただし、欧州車用と国際規格では幅に1~2mmのズレがあるようなので、モノによっては車体のパネルを少しだけ削らないと入らなかったりがあるようです。
昔は1DINサイズのユニットを2個組み合わせて、自分だけの組み合わせのカーオーディオにする‥ とかありましたが、ナビの大画面化に伴って、2DINの物が多くなったと思います。
今でも1DINの物は売ってますけどね。
また、取り付けにあたってもう一つ面倒がこと・・・ 内装を外すことです。
これもプロじゃないとやっかいです。外すときに傷をつけてしまったり・・
こればかりは車種によって違うので、自分の車の内装の外し方を把握しておく必要があります。
こういう、内張りをはがす道具が売っています。高いもんじゃないので、あれば心強いです。
■配線
一番面倒な配線ですが、分けて考えると意外と簡単なものなのです。
スピーカーケーブル8本
前後左右4個のプラス/マイナスで8本です。
他に、サブウーファーを鳴らす配線が出てたりもします。
電源ケーブルは3本
・常時電源(プラス)
バッテリーから直接繋がっている線です。車のキーを抜いても(OFFにしても)バッテリーから常に給電されています。
・マイナス線(マイナス)
車には車体全体に「マイナス」の電気が流れてます。「ボディアース」といいます。なので、車の金属部分に配線するだけでマイナスの配線が完了します。上に書いたスピーカーは別です。
プラスの線はバッテリーからケーブルによって供給されますが、マイナスは車体の金属部分のどこからでも取れます。
・ACC電源(プラス)
アクセサリー電源とも言います。
車のキーをACCにした時に電気が流れます。
エンジンをかけずに、カーオーディオなどの電装品(アクセサリー)が使える位置、ありますよね。キーがそこになっている時に流れる電流の事です。
多分これが、カーオーディオの自力取り付けを面倒な印象に思わせる原因だと思います。家庭用電源はプラスマイナスの2本ですが、余分なプラスがありますもんね。
やってる事は簡単です。様々な電装品を車のキーと連動させるための「スイッチ」の役目を果たしています。
イルミ電源
電装品のイルミネーションの点灯/消灯をコントロールする線です。
車のライトスイッチと連動しています。
車のライトをオンにすると、カーナビ画面が夜モードになり、イルミネーションが点灯しますよね。それをコントロールしています。
アンテナ電源
全ての車についている物では無いですが、自動で伸縮するアンテナがある場合、ラジオを受信するとアンテナ伸縮をコントロールする線です。
忘れているのがあるかもしれませんが、この13本が基本です。それに加えて、機種により以下のようなケーブルもあります。
車速パルス
ナビの精度を高めるために車速パルス信号を入力できる機種があります。国産メーカーの据付ナビには有ることが多いと思いますが、アンドロイドの車載PCにこの入力があるのか?は未確認。
どこからこの信号を取るかは車によって違うので、事前に調べる必要があります。
ラジオアンテナケーブル
読んで字のごとく。車のアンテナに繋がっているので車から出ています。本体に挿すだけ。
GPSアンテナケーブル
読んで字のごとく。GPSアンテナからのケーブルです。
コネクターの規格には何種類かあるようですが、大抵の場合は本体とGPSアンテナはセットになっているので、コネクタで悩むことはないでしょう。本体に挿すだけ。
地デジアンテナケーブル
読んで字のごとく。地デジアンテナのケーブルです。
車は常に移動するので、その中で地デジを安定受信するのは結構大変で、複数のアンテナとチューナーを備えて、一番受信状態のいいものを切り替えて受信する…という高度な事をしています。
モノによって2アンテナ&2チューナー(2×2)とか、4アンテナ&4チューナー(4×4)とかあります。数字が多い方が、冗長性があって安定受信が可能=偉いです。
4アンテナになると、4本のアンテナケーブルが本体に挿さります。
マイクケーブル
ハンズフリーで操作したり、電話したりするためのマイクのケーブルです。本体に挿すだけ。
USBケーブル
USBメモリを挿したりする時用
HDMIケーブル
画像を出力するケーブル。後席のヘッドレストディスプレイ等用。HDMIに限りませんが、最近はHDMIが多いようです。
バックカメラケーブル
バックカメラからのケーブル。バックに入れた時に自動で切り替えるようにするには、車のギアチェンジを検出するためにもう1本ケーブルが必要です。
OBD2ケーブル
速度・回転数・燃費・水温・空燃比など車のあらゆる情報を表示して自己診断、または整備時の診断を助けるための統一規格が「OBD2」です。最近の車には殆ど、このコネクタがついています。ハンドルの下あたりとか。
車から出ているOBD2 コネクタにOBD2ユニット繋ぎ、Andoroid車載機とリンクさせることにより、車の状態をリアルタイムで画面に表示する事が出来るようになります。
OBD2のユニットはこういうの。 これはBluetoothで接続するタイプですので配線要らずです。
これを車から出てるOBD2コネクタに繋ぎ、Bluetoothでリンクさせて、AndroidにOBD2情報を表示するアプリをインストールするとこうなります。
これは「TORQUE」(トルク)というAndroidアプリです。無料版でもかなりの情報が計測出来ます。
好きな人はめっちゃときめくはずですよね(笑)超かっこいい!
■欧州車用ISO16ピンコネクタ
ネットで売られている車載用アンドロイド端末は、欧州車用の「ISO16ピン」と呼ばれるコネクターがついていることが多いようです。
ピンアサイン(どの線が何の役割か?)を調べてみました。実験はしていませんが。恐らくこれで正解かと思います。
これを参照しました。
8ピンのコネクタが2つになっていて、ISO16ピンのケーブルをが出ているハーネスです。ピンアサインが書いています。
1つ目の8ピンは車の前後左右のスピーカー。前後左右で4個×プラス/マイナスで8本。
もう一つのコネクタ(8ピン)が電源系。
- 1.2.3 はミュート(未接続)
- 4.常時電源12V(黄色)
- 5.アンテナ(青/白)
- 6.イルミネーション(オレンジ)
- 7.ACC電源(赤)
- 8.グランド(黒) ※グランド=マイナスの事です。「GND」とか「アース」と書くこともあります。
これを、自分の車についているオーディオのピンアサインに変換して繋ぐことが一番面倒な作業です。
上のピンアサイン以外もあるのかもしれないし、車載機の機種によっては独自のピンアサインを採用している場合もあります。
しかし、ピンアサインだけわかればあとは自分で出来るので、オートバックス等に頼むよりも安くできます。
■どうやって自分の車に接続するのか?
やり方は2つ
- 自分の車から出ているケーブルを切断し、上で紹介したハーネスの配線を全てギボシ端子等で繋ぐ。
- 各車種向けに発売されているオーディオハーネスで変換する。車体側から順番に書くと、車体から出ているケーブル(オス)→変換ハーネス(メス)→ギボシ端子(必要に応じて自分で取り付け)→ISO16ピン等、端末からのハーネスにギボシ接続→車載機へ。
です。
車から出ている配線には、切断などの手を加えるのは避けたいと思う人が多いと思いますので「1」を選ぶ人は少数派かと。こっちのほうがハーネスが無い分コンパクトではあります。
「2」のやり方やり方の場合はハーネスが2つ必要です。
- 1つめはAndoroid車載機からのハーネス。ISO16ピンが多いようだが、端末によっては付属している場合もある。
- 2つめは車体側への変換ハーネス。
まずこれが「1」の欧州車用ISO16ピンコネクタ。
さっき、上に紹介したものとコネクタ形状は同じです。こっちはギボシが付いてますね。繋ぎやすい。
何度も書きますが、Andoriid車載機の機種によっては違う規格で出ている事もあるし、ハーネスが付属していることもあるので確認が必要です。
そして、「2」の変換ハーネスはこういうのです。これはトヨタ用。ハーネスの形状が「メス♀」なことに注目。
この2つを使い、車から出ている配線コネクタを各社用のハーネスで「受けて」、必要に応じてギボシ端子を取付け、端末側のハーネスのピンアサインに合わせて繋ぐというやり方になります。これだと、もともと有る車からの配線を傷つけずに取り付け出来ます。
自動車メーカー別のオーディオハーネス対応表はこちらで確認できます。
2017年オススメ機種&面白そうなもの
■満を持して… ついに地デジ搭載!!
筆者イチオシです。
昨年まで、androidOSを搭載した地デジが見れるモデルは見つけられませんでした。
こちらのXTRONのモデルでも地デジが見られるナビは売っていましたが、android使用を謳っていなかったです。
中華製で発売日もわかりませんが、ついにandroid搭載で、地デジが見られるモデルが出ました。この意味は大きいと思います。
これで完全に国産のクソ高いナビと肩を並べたと言えるのではないでしょうか。
しかも画面は10.1インチ!
画面が1DIN分上に付いている TD101SIA と、
全部画面になっている TL109SIA があるようです。
TD101SIA
TL109SIA
TD101SIA はOSが4.4となっていますが、現在はアップデートされていて、どちらも5.1で供給されるようです。
チューナー部はどちらも本体とは別になっているようですね。
価格は
TL109SIA が35000円
TD101SIA が45800円
となっている事から、TD101SIAの方が新しい?
外観以外の違いがわからない…笑
自分なら安い方選ぶかなぁ。
■Linuxのやつ!
Androidとも謳わないw Linuxだそうです。安っすいですねー。
MP5再生可能!次世代に目を向けていますw
しかし、MP4の誤植かもしれないと思うのは僕だけかな?
バックカメラ付き!それでも安っすいですねー