車載PCのディスプレイの電源について
家で車載PCが起動するようになったら、いよいよ車に取り付けますが、その前に、ディスプレイの電源について書きます。
先に紹介したディスプレイは5V~24Vで動作します。
5V動作のもの(オンラップ)はUSB給電ですね。USBと繋げば良いからラクだなぁ~~
なので、12Vのものについて書きます。
PCで主に使われる電圧は5Vと12Vです。ちなみに車も普通は12V。トラックなどは24V。
12Vで動くものはシガーライターから電源を取るのも簡単でいいですが、ここはひと手間加えて、PCからディスプレイの電源を取ってみたいと思います。
メリットは2つ
メリット1
経験的にですが、シガーライターから取ると、筆者のディスプレイは波のようなうねうねとしたノイズが乗ります(見れなくはない)。車のオルタネーター(発電機)からのノイズと思われます。
シガーライターから取る12Vより電源ユニットを通してから出ているPCの12Vの方がキレイなのか?ノイズが無いです。
メリット2
ディスプレイによって違うかもしれませんが、PCのON/OFFに連動して自動でON/OFFするようになります。
筆者の1台目のモニターは暗くて、2台目に替えてあるのですが、2台とも自動で起動していました。
いちいちモニターの電源を入れる必要がないので便利です。
PCの電源ケーブルの色と決まり
PCの電源ケーブルは色別に以下のように決まっています。
- 黒がGND(マイナス)
- 黄色が12V +
- 赤が5V +
です。
例えば、SSDへの電源ケーブルは黒2本、赤1本、黄色1本です。
なので、12Vなら田の字4ピンや、SSDへの電源ケーブルの黄色と黒から分岐して、電源を取ってしまおうというわけです。
筆者のディスプレイは12V動作なので、田の字4ピンから分岐して取っています。
分岐したい線(ケーブル)を挟んでペンチで締めて、被覆の中に金具を当てて分岐するパーツです。
電気の世界には、プラスを有色、マイナスを黒という決まりがあるので、プラスを黄色(12V)、マイナスは黒にします。
これを使ってプラスマイナスの線をそれぞれ分岐したら、分岐したケーブルの先にギボシ端子を付けます。
モニターの電源ケーブルの先にもギボシを付けます。
モニターの電源ケーブルをぶった切る必要がありますが、抵抗がある方はアキバ等やネットで端子が売っていますのでそれを使いましょう。
そして、車両側、モニター側それぞれにギボシをつけるわけですが、ここにも法則があって、
- (+)線・・・電源側からの線にメス端子、それにつなぐ電装品側の線にオス端子を装着。
- (-)線・・・電装品側の線にメス端子、ボディアースなど(-)側の線にオス端子を装着。
を守りましょう。
詳しくは省きますが、誤ってショート・感電してしまわないような配慮です!必ず守りましょう。
ギボシ端子の接続には電工ペンチが必要です。
電工ペンチと端子のセットが安く売られています。これは1,300円。この程度で充分です!
これで、車載PCからディスプレイの電源を取ることができます。
次はいよいよ車両への取り付けです!